2015年12月16日水曜日

外食と加工食品の線引き

読み方:がいしょくとかこうしょくひんのせんびき
別名:加工食品と外食の線引き

日本政府が2017年4月の消費税増税にあたって導入する軽減税率の制度設計の1つで、外食と加工食品を区分けすること。

2017年4月の消費税増税では、外食は消費税が10%へ引き上げられるが、加工食品については消費税8%に据え置かれる。

外食と加工食品の線引きは、例えばハンバーガー店で販売されている食品をテイクアウトした場合に、外食として扱われるのか、あるいは、加工食品として扱われるのかという複雑な問題を抱えている。

2015年12月、政府与党の自由民主党と公明党の間で外食と加工食品の線引きの協議が行われた。協議の内容によれば、ハンバーガー店で販売されている食品を店内で飲食した場合には外食、テイクアウトした場合は加工食品として扱うとしている。また、そば屋においては、店内での飲食は外食、出前は加工食品として扱う。コンビニエンスストアで販売している食品については、返却が必要な食器に入れて提供されている食品をイートインコーナーで飲食した場合には外食として扱う。持ち帰り可能な容器に入った弁当をイートインコーナーで飲食した場合は加工食品として扱うとしている。

外食と加工食品の線引きは、2016年度の税制改正大綱に盛り込まれることになっている。