2018年4月4日水曜日

ジョックロック

英語:Jock Rock

MIDI音源のサンプル曲として制作された曲のタイトル。同曲を吹奏楽器向けにアレンジした高校野球の応援歌が特に知られている。

ジョックロックの原曲は、1990年代にヤマハ株式会社がフリーのMIDI素材として配布していた楽曲であり、作者は Rob Rowberry (Robert Rowberry)とされる。原曲はおちついた曲調である。

ジョックロックは、2000年代以降、高校野球の試合において智弁和歌山(智辯学園和歌山高等学校)の応援団がアレンジ曲を演奏し、その名が世に広く知られるようになった。軽快かつ力強い曲にアレンジされており、声援も加わることで畳みかけるような押せ押せムードのある、選手を大いに鼓舞する曲に仕上がっている。

高校野球の応援歌としてのジョックロックは、智弁和歌山で吹奏楽部顧問を務めていた教諭によってアレンジされた。2000年の夏の甲子園(第82回大会)で披露され、同大会で智弁和歌山は3年ぶり2度目の優勝に輝き、応援歌ジョックロックも一躍脚光を浴びた。

以降、ジョックロックは、智弁和歌山の打線が爆発して大量得点を決める、ここぞという回に演奏され、試合の流れを支配し勝利に導く「魔曲」として知られるに至っている。

関連サイト:
智弁和歌山の“魔曲”育てた緻密な戦略 ― 東スポWeb 2016年05月15日