2018年4月4日水曜日

CVID

別名:完全で検証可能かつ不可逆的な核廃棄
別名:核計画の完全、検証可能かつ不可逆的な廃棄
別名:complete, verifiable and irreversible denuclearization

北朝鮮に核開発を放棄させるための働きかけの基本原則。完全で(complete)、検証可能(verifiable)、かつ不可逆的(irreversible)な核廃棄(denuclearization)。

CVIDは北朝鮮問題に関する周辺諸国の会合で、主に米国と日本の立場として提唱されている。2004年には日・米・中・韓・露・北の6ヵ国で第2回「北朝鮮問題に関する六者会合」が開催されたが、同会合においてはCVIDの重要性について参加者間の認識が深まったと外務省が報告している。

北朝鮮の非核化にかかる働きかけは2018年現在まで決定的な親展に至らないまま続いているが、CVIDの理念は維持されている。2018年3月の河野外務大臣臨時会見記録でも、「過去の教訓を踏まえ,北朝鮮にCVIDを実現させるため,最大限の圧力をかけ続けていくという立場を堅持する必要がある」と日本が韓国に伝えたことが確認できる。

関連サイト:
第2回六者会合(概要と評価) ― 外務省
河野外務大臣臨時会見記録(平成30年3月17日) ― 外務省