読み方:びしょうけっかんきょうしんしょう
心臓にある冠動脈のうち、比較的細い血管が収縮して発症する胸痛の発作のこと。
微小血管狭心症は、40歳から55歳頃までの更年期の女性に見られるという特徴がある。これは、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌量の減少が原因とされる。エストロゲンには血管を広げる作用があるが、更年期になるとエストロゲンの分泌量が減り、血管が収縮しやすくなる。
微小血管狭心症の治療には、冠動脈や末梢血管を広げて血圧を下げる効果のあるカルシウム拮抗薬などが用いられる。