2017年7月3日月曜日

退位特例法

読み方:たいいとくれいほう

125代天皇の生前退位を認める特例法。皇室典範第4条の規定の特例として、2017年6月9日に成立した。

退位特例法の施行日より、125代天皇は退位し、皇嗣が天皇に即位する。退位特例法によって退位した天皇は上皇とされ、その皇后は上皇后となる。また、退位特例法によって生前退位が認められるのは、125代天皇に関してのみである。以降の生前退位については、その時々の状態に応じて法律を整備し、生前退位に向けた準備を行う。これは、生前退位の恒久化による恣意的・強制的な退位が実現し、日本国憲法第4条に明記された「天皇の権能と権能行使の委任」に抵触することを防ぐためとされている。

退位特例法の施行は、同法の成立より3年以内(2020年6月まで)に行われる。