2017年12月16日土曜日

SLIM

別名:月面着陸機SLIM
別名:小型月着陸実証機SLIM
別名:Smart Lander for Investigating Moon

JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発している、月面へのへの高精度着陸技術の実証を主目的とする実証機の呼び名。従来より大幅に小型化・軽量化された探査機を、任意の場所にピンポイントに着陸させる技術を確立し、将来の月探査・惑星探査の高度化・高頻度化に貢献する。

SLIMには、画像認識により月面のクレーターを照合して自らの位置を正確に測定する技術や、エアバッグに換わる衝撃吸収素材となる発泡アルミニウムといった新技術が導入されている。従来の「降りやすいところへ降りる」という考え方を脱して「降りたいところへ降りる」着陸方法への質的転換が目指されている。

2017年12月現在、SLIMは2020年度の打ち上げの向けて開発が進められている。

関連サイト:
SLIM - ISAS/JAXA