2018年4月17日火曜日

引っ越し難民

読み方:ひっこしなんみん

年度末の引っ越しの時期にうまく引っ越し業者を手配できず、あふれ出てしまった人のこと。

引っ越しは進学、就職、転勤といった転機に伴って行われる事が多く、自ずと年度末の3月前後頃に集中する。引っ越し業者にとっては繁忙期であるが、需要が極端に集中するため人手不足に陥りやすい。

近年では、いわゆる働き方改革の余波を受けたり、そもそも荷物を運搬する労働が敬遠されたりして、働き手も不足しがちとなっており、いよいよ引っ越し難民が増加している。

2017年度末には、茨城県庁が組織の改編にあたりフロアを移る庁舎内引っ越しを業者に断られて、引っ越し難民と化し、良かれ悪しかれ注目を集めた。県は結局、市職員を動員して荷造りから運搬、荷解きを行い、引っ越しそのものは無事に終えたという。