2018年5月30日水曜日

レンタル移籍

別名:期限つき移籍
別名:ローンディール
英語:loan deal

あらかじめ期限を設けて一定期間のみ(一時的に)移籍すること。元の組織へ戻る前提で他の組織へ籍を移し活動するという契約。

レンタル移籍は、欧州のサッカー界などでしばしば行われる。有力な選手を多く擁するクラブチームから出場機会の少ない有力選手を借り受けられれば、借りる方のチームも移籍に伴う多額の契約金を出さずに有力な選手を招聘でき、選手も多くの出場機会が得られる。選手は一定期間の後に再び戻ってくることが約束されているため、貸し出す側のチームにとっては選手を修行させる機会として捉えられる。

レンタル移籍は企業間で実施される場合もある。大手企業の社員などが、当該企業に在籍したままベンチャー企業に出向し、プロジェクトの立ち上げや統括といった(大企業ではなかなか任されない)仕事をこなして経験を積むという効果が期待されている。ベンチャー企業側も大手企業のノウハウを得られる

レンタル移籍は英語では loan deal という。これをそのままカタカナ表記にして「ローンディール」と呼ぶ言い方もでき得る。とはいえ日本ではローンディールの名はレンタル移籍の仲立ちを行っている斡旋業者「株式会社ローンディール」を指す場合が多い。