2018年6月5日火曜日

クレプトマニア

別名:窃盗症
別名:病的窃盗
別名:万引き依存症
英語:kleptomania

窃盗行為への衝動に駆られ、常習的に窃盗を行ってしまう精神的症状。依存症と同じ精神的病理の一種として扱われる。

クレプトマニアは「ものを盗む」行為そのものが目的となっている点を特徴とする。「買う金がない」というような経済的事情も、「どうしても手に入れたい」というような物欲も、動機には含まれない。むしろ、盗み行為に伴うスリルや、盗みが成功した際の達成感などを得ることが主な動機であることが多い。

窃盗行為を繰り返し行うという点もクレプトマニアの特徴である。たとえ現行犯で厳重注意を受けたり逮捕されたりしても再犯に及んでしまう場合が多い。

いわゆる万引きの常習犯などの中にはクレプトマニアがいる。

クレプトマニアは一種の精神障害の病状であり、当事者も自律できない状況にある。クレプトマニアと疑われる場合は専門医の診療・治療を受ける等の対処が必要となってくる。