2018年7月4日水曜日

架空請求はがき

読み方:かくうせいきゅうはがき
別名:架空請求ハガキ

架空請求詐欺の手段として送り付けられるはがき。あるいは、はがきをつかった架空請求詐欺。2017年頃から類例が急増しつつある。

架空請求はがきは、第三者の名を騙っていわれなき請求を行い金銭をだまし取ろうとする手口という本質の部分は、電子メールを使った架空請求詐欺と何ら変わらない。はがきを送るとなると郵便料金が発生するが、それだけに実物のはがきが送られてくると信憑性が高そうに思えてしまう部分もある。また、普段は電子メールを利用しない(そのため電子メールでは到達できなかったが、同時にスパムメールに対する免疫がない)高齢者が狙われて騙されてしまいやすいという側面がある。

架空請求はがきの典型例としては、法務局の国民訴訟通達センターなる部署を騙った通知がしばしば挙げられている。法務省に「国民訴訟通達センター」とかいう組織はない。

2017年12月には、山梨県警がTwitter上で、国民訴訟通達センターの名を騙った架空請求はがきの文面をおちょくる(形をとりながらフォロワーを啓発する)ツイートを投稿して注目を集めた。同ツイートは4万件を超えるいいねとリツイートを得ている。

関連サイト:
山梨県警察 2017年12月26日のツイート