2018年8月3日金曜日

多摩格差

読み方:たまかくさ

東京23区と多摩地域との間にある地域的・インフラ的な格差のこと。小池百合子・第20代東京都知事が都知事選において公約に掲げたキーワードとして知られる。

多摩地域は東京都の西部に位置する地域を指し、大ざっぱにいえば特別区23区(東京都区部)以外の地域という程度の意味で用いられる。多摩地域には東京都の人口の約3割が暮らしているが、23区内と比べると都市化・インフラ整備の進み方に歴然とした差が生じている。奥多摩に至っては人口減少が続いており過疎化が深刻化しつつある。

多摩格差の問題は、東京都の都政の問題ではあるが、日本全体が抱えている「地方格差」「東京一極集中」「過疎化」といった問題の縮図とも捉えられる。

多摩格差の解消・是正に向けた議論や取り組みは主に「多摩振興」の呼び名で進められている。

関連サイト:
「多摩の振興プラン」の策定について ― 東京都 報道発表資料 2017年09月15日