2019年2月8日金曜日

バカスタグラム

写真共有SNS「Instagram」(インスタグラム)に自分の愚行を撮影した写真や動画を投稿する行為のこと、または、そのようにして自分の墓穴を掘り自分の首を絞める馬鹿者が利用するサービスとしてのインスタグラムの蔑称。

「バカスタグラム」という呼び名は「バカ」と「インスタグラム」を組み合わせたカバン語であり、先行してに定着しつつあった「バカッター」のもじりでもある。「バカッター」は単文投稿SNS「Twitter」(ツイッター)において愚行自慢を行い炎上する者が後を絶たない状況を蔑んだ呼称である。

いずれも当人は悪さ自慢の武勇伝であるかのような体で投稿し、しばしば大騒動に発展(炎上)する。飲食的の厨房などで(客に提供する)食べ物や食器を使って行われる悪ふざけは、勤務先の企業の業績を揺るがしかねない騒ぎに至ることもあり、しばしば俗に「バイトテロ」とも呼ばれる。

バカッターもといツイッターはそうした愚行を自ら投稿するユーザーが後を絶たず、「バカ発見器」という異名で呼ばれることも多い。こうした「バカ」がインスタグラムを利用するようになり、インスタでもバカな投稿が目立ち始めた、と捉えられる。

自分の首を絞めるような愚行を投稿して大炎上する輩は後を絶たず、定期的にと形容できる頻度で騒ぎが報じられる。ネットニュースなどで騒ぎを知らないという要因も考えられるが、それ以前に、「ツイッターやインスタグラムのようなSNSが公開された空間であることを自覚せずに内輪のノリで投稿してしまう」といった浅はかさや、「愚行が発覚した場合に自分がどのような境遇に身を置くことになるか想像できない」という想像力の貧しさなども要因として考えられ得る。