2020年6月29日月曜日

新しい生活様式

読み方:あたらしいせいかつようしき

新しい生活様式とは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の抑止のため、感染症対策に通じる所作を日常生活の中に織り込んだ、旧来通りではない生活の仕方のこと。厚生労働省などが標語として用いている。

「生活様式」とは、生活における行動や考え方のありようのことである。単に個人の生活パターンやライフスタイルのようなものを指すわけではなく、「社会や集団の中で各人に共有されている行動のあり方」というニュアンスが含まれる。

厚生労働省が提唱している「新しい生活様式」の具体的な実践内容には、たとえば個々人レベルでは「社会的影響(ソーシャルディスタンス)の確保」「マスクの着用」「手洗い」などが挙げられている。他にも「3密の回避」「テレワークやオンライン会議の利用」といった項目が挙げられる。

新しい生活様式は、新型コロナウイルスの感染拡大という脅威が今後も(少なくとも当分の間は)根絶できず脅威として残り続けるという、いわゆる「アフターコロナ」あるいは「ウィズコロナ」の考え方が根底にあるといえる。以前と同じ生活を取り戻すのではなく、感染リスクが消えないことを前提として、リスクを減すための行動を習慣づけようというのが「新しい生活様式」の要諦といえよう。

関連サイト:
新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました ― 厚生労働省