2020年9月14日月曜日

ハンマー&ダンス

英語:The Hammer and the Dance
別名:ハンマーアンドダンス

ハンマー&ダンスとは

ハンマー&ダンスとは、2020年に流行した新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染者数が増加している時は、休業要請や不要不急の外出自粛要請といったハンマーで叩くような強い施策を行い、減少している時はダンスを踊るような緩やかな施策を行うという考え方である。フランスのトーマス・プエヨ(Tomas Pueyo)が提唱した。

ハンマー&ダンスは、1人の感染者が何人に感染させるかを表す「実効再生産数(R)」に注目し、ハンマーの時期とダンスの時期を分ける。ちなみに新型コロナウィルスのR値は約2.5であるとされる。

ハンマー&ダンスの考え方では、新型コロナウィルスが流行している時は実効再生産数を0.5まで下げることが必要としている。つまり、人との接触機会を80%(1-0.5÷2.5=0.8)減らさなければならないということになる。

一方、ダンスの時期においては、実効再生産数が1を超えないようにすることが求められている。つまり、人との接触機会を60%(1-1÷2.5=0.6)以上減らさなければならないということになる。

関連サイト:Coronavirus: The Hammer and the Dance(Tomas Pueyo)