2020年11月18日水曜日

グリーン産業革命

読み方:グリーンさんぎょうかくめい
別名:グリーン・インダストリアル・イノベーション
英語:Green Industrial Revolution

いわゆるグリーン産業への積極的な投資によって、産業の活性化、雇用の拡大、経済の発展、ならびに環境・気候変動問題への対応を実現しようとする取り組み。英国のジョンソン首相(第77代)が公約に掲げ推進している。具体的な目標として「2050年までに温室効果ガスの純排出量を実質ゼロに抑えてクリーンなエネルギー社会を実現する」ことが目指されている。

地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの排出は、産業革命を皮切りに増加の一途を辿っている。この温室効果ガスを世界全体で実質ゼロ(±0)に抑えることができれば、世界の平均気温を産業革命以前と大差ない水準まで引き下げることができる、とされる。

なお、「産業革命」は18~19世紀のイギリスで始まった産業界の革命的動向の呼び名である。

ジョンソン率いる英国政府は、自動車の排ガス規制に関して「ガソリン車とディーゼル車の新規販売を将来的に禁止する」方針を打ち出している。しかも禁止のタイミングが2035年あるいは2030年というかなり近い将来の措置として検討されている。