2022年10月28日金曜日

グリフォン株

読み方:グリフォンかぶ

「グリフォン株」は、新型コロナウイルスの変異株のうち、2022年9月以降シンガポールを中心に東南アジア諸国で感染拡大が確認されている「XBB」系統の変異株の通称。オミクロン株の系統の変異種であり、かつ複数の型の組換え体とされる。


グリフォン株の感染力は高く、シンガポールやその周辺国では新規確認の翌月(2022年10月)以降グリフォン株に感染・再感染する者が急増している。これは抗体から逃れる能力が高いためと推察されている。

10月21日時点の国立感染症研究所(NIID)の報告によれば、グリフォン株は感染力こそ強いものの、感染者が著しく重症化しやすいというわけではない。

日本では、空港の検疫においてグリフォン株の感染者が複数名確認されている他、10月27日に東京都内で初めて感染者が確認されている。

関連サイト:
感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第21報) ― 国立感染症研究所(NIID)