2010年12月12日日曜日

超電導電力貯蔵

読み方:ちょうでんどうでんりょくちょぞう
別名:超電導エネルギー貯蔵装置

特定の環境化で物質が電気抵抗をゼロとなる「超電導」現象を応用して電力の貯蔵および必要に応じた出し入れを可能にする装置の総称。具体的には、SMES(Superconducting Magnetic Energy Storage)と呼ばれる方式と、フライホイール電力貯蔵装置という2種類の方式が考案されている。

SEMSはコイルを超電導状態にした上で電気を流し、外部からの経路を閉ざすことにより、電気が失われることなくコイル上に流れ続ける(磁場エネルギーを発し続ける)状態を維持することができる。

フライホイール電力貯蔵装置は、はずみ車(フライホイール)と呼ばれる回転体の運動エネルギーとして電力を貯める。超電導状態でコイルが浮上するという特性を活かしてフライホイールを僅かに浮上させ、摩擦ゼロの状態で回転せることにより、エネルギーを損失なく貯めておくことができる。

関連サイト:
超電導電力貯蔵 - 新エネルギー:技術解説:よくわかる!技術解説(NEDO)