読み方:きおくいさん
別名:世界記憶遺産
英語:Memory of the World
UNESCOが認定している、後世に残すべき歴史的な文書や記録を登録する制度。「世界遺産」「無形遺産」(無形文化遺産)に並ぶUNESCOの事業で、歴史上に残る文書や歴史的人物の手稿などが登録される。
記憶遺産の例として、「訓民正音」や「マグナ・カルタ」、「アンネの日記」、ベートーベン「交響曲第9番」(第九)の直筆楽譜」などが登録されている。
記憶遺産は1997年に開始された事業であり、韓国などでは早くから複数の資料が記憶遺産に登録されているが、日本からは長らく登録がなかった。2011年5月26日、福岡県立大学が福岡県川田市と共同で申請していた炭鉱記録画家・山本作兵衛による炭鉱の記録画が、国内初の記憶遺産として登録された。
関連サイト:
Memory of the World - UNESCO(英語)