2011年6月4日土曜日

テルル132

別名:Te-132
英語:tellurium 132

テルル(Te)の放射性同位体。人工放射性同位体であり、主に原子炉内で副産物として生成される。半減期は約3日。

テルル132は、炉内が1000度を超える高温に達し、原子炉内の核燃料が損傷するのでないと、原子炉の外部で検出されることはないと考えられている。

2011年3月11日に発生した東京電力福島第一原子力発電所の原発事故では、被災翌日の3月12日に、施設から数キロメートル離れた地域で微量のテルル132が検出されていたことが、2011年6月の段階で明らかになった。