2011年6月7日火曜日

脱原発政策

読み方:だつげんぱつせいさく
別名:脱原子力発電政策

原子力発電を廃止する政治的取り組み。

2011年3月に東京電力福島第一原子力発電所で発生した原発事故の影響を受けて、世界各国で脱原発政策への転換が検討されている。2011年6月には、ドイツがいち早く脱原発への切り替えを決定し、今後10年内に同国内の17基の原子力発電所を閉鎖・廃止する方針を固めた。

なお、2000年代後半から2010年までの数年間は、クリーンさや発電量などから原子力発電の再評価が進み、「原子力ルネッサンス」とも呼ばれた。福島第一原発の事故後も、中国やインドをはじめとするいくつかの国々は、著しい経済成長によるエネルギー需要の増大を背景として、原発の増設計画を意欲的に推進している。