2011年6月28日火曜日

人身売買根絶の最低基準

読み方:じんしんばいばいこんぜつのさいていきじゅん
別名:人身売買撲滅のための最低限度の基準
別名:人身売買撲滅のための最低基準
英語:the minimum standards for the elimination of trafficking

アメリカ国防総省が毎年発表している「人身売買に関する年次報告書」において、世界各国の人身売買・人身の取り引きの実態を評価する指標。

評価は4段階となっており、基準を満たす「Tier1」、基準は満たさないが努力中である「Tier2」、Tier2のうち監視リストに含められる「Tier2 Watch List」(2WL)、そして基準を満たさず、改善の努力もなされていない「Tier3」がある。

日本は2004年に「Tier2 Watch List」と評価され、2005年から2011年6月現在までの7年間は「Tier2」と評価されている。基準を満たさないと評価されている背景として、中国やインドネシア、フィリピン、ベトナムなどから日本に移住してきた労働者が過酷な労働を強いられている実態や、外国人女性を性風俗の仕事に就かせている例などが挙げられている。

関連サイト;
Trafficking in Persons Report - U.S. Department of State(英語)
Trafficking in Persons Report 2011 - The Report - Country Narratives:J-M(PDF) - 2011年版「人身売買根絶の最低基準」の出典