2011年6月1日水曜日

前震

読み方:ぜんしん

巨大地震において、最も規模の大きな「本震」が発生する前に、前兆的に発生する場合があるとされる地震。「予震」とも言うが、「余震」と区別する場合に前震の呼称を用いる。

ある程度、規模の大きな地震は、最大規模の揺れを示す「本震」の前後に、相対的に小さな規模の地震を伴うことが多い。最初に本震が発生し、余震を伴うタイプの地震を「本震・余震型地震」といい、本震の前に相対的に規模の小さな地震が発生するタイプのものを「前震・本震・余震型地震」という。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、本震から2日ほど前にマグニチュード7クラスの地震が観測されており、本震の前震に当たると見られている。