2011年7月27日水曜日

フェヌグリーク

別名:コロハ
英語:fenugreek

中近東やインドなどを主な産地とするマメ科の植物。古くから薬草として栽培されている。若芽をモヤシにして食べたり、葉をハーブとしたり、種子をスパイスとしたり、様々な用途に用いられる。食材としてはかなり苦い。

日本では、種子がカレーの香辛料として利用されている他、血糖値を抑える効果からサプリメントの成分などとしても利用されている。

2011年7月6日、欧州食品安全機関は、ドイツで5月から発生している「腸管出血性大腸菌O-104」の集団食中毒事件について、エジプトから輸入されたフェヌグリークの種子が感染源である疑いが高いとして、フェヌグリークの一時的に輸入禁止を加盟各国に勧告している。「O-104」による食中毒は、5月下旬を中心に52人の死者を出したが、感染源は特定されていない。7月26月日には腸管出血性大腸菌の流行は終息したとの宣言が出された。