2011年7月27日水曜日

クインス

千葉工業大学を中心として日本で開発された災害時活動用の作業ロボット。主に、化学兵器、生物兵器、核兵器などが使用される「CBRNE災害」などにおいて使用される。

クインスは長さ約60数センチの本体が無限軌道で覆われた形をしており、その前後左右に4本の小さな無限軌道を備えている。前後左右の小さな無限軌道をガイドとして用いることで、起伏の激しい道や、階段なども、安定して走行することができる。

2011年3月11日に発生した東京電力福島第一原子力発電所の原発事故で、東京電力は4月にクインスを現場に投入した。2011年7月現在、クインスは建屋の内部の撮影や放射線量の計測などに使用されている。