2011年7月11日月曜日

原発ストレステスト

読み方:げんぱつストレステスト
別名:原発耐性評価
別名:原発耐性テスト

原子力施設の安全性を点検するために、通常よりも高い負荷をかけて異常を発見しやすくしたり、健全性を検証したりする試験のこと。

原発のストレステストは、原子炉の耐性・安全性などを検証するため、炉に何らかの負荷をかけて耐久力があることを検証する。ヨーロッパなどで実施されているもので、福島第一原子力発電所で原発事故が発生した後には欧州諸国はそれぞれ独自に原発ストレステストを実施している。

2011年7月、日本政府は国内の原子力発電所を一時停止し、ストレステストをするべきだとの見解を示した。これに対して、原発の立地地域などからは、安全重視の姿勢に対する評価とともに、行動が唐突で場当たり的だという不満も漏れている。なお、2011年7月11日現在、原発ストレステストの具体的内容は発表されていない。

ちなみに、一般的に「ストレステスト」といえば、経済学において銀行などが健全な経営を行っているかどうかを試験すること、あるいは、電気部品について過大な電流を流し、不測の事態にも重大な事故に繋がらないかどうかを試すことなどを指す。