2011年8月24日水曜日

新しい歴史教科書をつくる会

読み方:あたらしいれきしきょうかしょをつくるかい
別名:つくる会

戦後日本の自虐的な歴史観から脱却し、自信をもって伝えることのできる良識ある歴史教科書を作成・提供することを使命として結成された団体。1996年に発足した。

「新しい歴史教科書をつくる会」は、戦後の歴史教育が自国民を「罪人のごとくに」扱い、「受けつぐべき文化と伝統を忘れ、日本人の誇りを失わせるもの」であるとし、「新しい歴史教科書をつくり、歴史教育を根本的に立て直す」ことを主な趣旨とする。

2001年4月に、新しい歴史教科書をつくる会が発行した中学校の歴史・公民の教科書が教科書検定に合格しており、以来改訂を重ねている。全国の数パーセントの学校が採択しているとされる。

新しい歴史教科書が発行した、いわゆる「つくる会系の教科書」では、「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」といった項目の一部を、信憑性の希薄な、中国などの旧敵国によるプロパガンダであるとして否定する立場をとっている。こうしたあり方に対して国内外で賛否両論が飛び交っている。

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新しい歴史教科書をつくる会