2011年9月1日木曜日

テクネチウム99m

別名:99mTc
英語:Technetium-99m

テクネチウムの放射性同位体。放射性物質であるが、ベータ線を放出せずにガンマ線のみ放出し、半減期が6時間と程々であるため、医療上、内臓の様子やガンの有無などを検査するための画像診断に利用されている。主に静脈注射によって体内に投与される。

2011年9月、山梨県甲府市の病院で、子供を対象とした画像診断において日本核医学会が推奨する基準を超える量のテクネチウムが過去に投与されていたことが明らかになった。当院の院長によれば、過剰投与はただちに健康に影響が出るものではないが、発がんのリスクがわずかに上がるという。