2011年9月1日木曜日

生食用牛肉の表面加熱処理

読み方:せいしょくようぎゅうにくのひょうめんかねつしょり

2011年4月に焼き肉チェーン店において提供されたユッケが元で発生した集団食中毒事件を受け、厚生労働省が2011年に8月末に発表した、食品衛生法に基づく生食用牛肉の取り扱い基準。

生食用牛肉の表面加熱処理に関する新基準では、食肉加工業者が肉を切り出した場合、すみやかに、60度以上の熱で2分以上、表面加熱処理を行うことが義務づけられる。また、生食用ではない牛肉を生で提供することは厳罰の対象となり、違反者には営業停止処分などが科されるようになる。

2011年9月1日現在、生食用牛肉の表面加熱処理を含んだ新しい規格案は厚生労働省の審議会の了承を受けた段階にあり、2011年10月にも施行される予定となっている。