2012年11月19日月曜日

陸山会事件

読み方:りくざんかいじけん

小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体である「陸山会」の不動産購入をめぐる一連の事件。

小沢一郎はこの事件によって政治資金規正法違反罪の容疑に問われ、強制起訴された。小沢一郎本人は2010年に証拠不十分で不起訴処分となっているが、陸山会の会計を担当していた私設秘書2名、公設秘書1名が、収支報告書への虚偽記入(政治資金規正法違反)の罪により逮捕された。

2011年1月に小沢一郎は指定弁護士により強制起訴された。これを受けて民主党は小沢一郎に党員資格停止処分を下している。小沢一郎には、2012年4月26日の1審において、東京地方裁判所から無罪判決が言い渡された。無罪判決は、秘書との共謀が立証できないという根拠に基づくという。

指定弁護士は2012年5月9日、判決を不服とし高等裁判所に控訴する方針を発表した。

2012年11月12日、第二審を受け持った東京高等裁判所において、小沢一郎に対して第一審につづき無罪判決が下された。指定弁護士は協議の末、19日までに上告を断念したことを表明し、小沢一郎の無罪が確定した。

なお、審理中の2012年7月に、小沢一郎は民主党から離党し、新たに政党「国民の生活が第一」を発足している。