2011年9月30日金曜日

巨大津波観測計

読み方:きょだいつなみかんそくけい

津波の規模などを観測するための装置。水圧センサーを用いて、水圧から津波の高さを計算する。

巨大津波観測計は「津波観測計」とセットで設置される。津波観測計は、海面の上方から海面へと超音波を発することで、反射速度による海面との距離を計測、潮位や波の高さを計測している。津波観測計は、測定できる水面の高さに限度があるため、一定以上の規模を持つ巨大津波に対しては、巨大津波観測計による計測が行われる。

巨大津波観測計は津波観測計と同じ位置に設置される場合もあるが、岸壁を突破して内陸に押し寄せてきた津波を計測するため、陸地に設置される場合もある。

気象庁は、日本全国の海岸70数ヵ所に、津波観測計・巨大津波計を設置している。