2011年10月3日月曜日

脂肪税

読み方:しぼうぜい
英語:fat tax

脂肪分を課税対象とする税制。デンマーク政府が2011年10月1日より導入した。

デンマークにおける脂肪税では、バターやチーズなどに含まれる飽和脂肪酸1キログラムあたり16クローネが課税される。課税対象となる食品には、バター、チーズ、ピザ、食用油、一部の加工食品など。バターは14パーセント、マーガリンは21パーセント高額になるという。これにより年間およそ22億クローネの税収が見込まれるとされる。

なお、飽和脂肪酸を多く摂取すると肥満を招き、動脈硬化を引き起こす可能性が高まるとされる。デンマーク政府では、脂肪税を導入することでバターやチーズなどの食品の消費を抑え、デンマーク国民の健康を守る狙いがあるとされる。

ちなみに、ハンガリーは2011年9月「ポテチ税」を導入し、いわゆるジャンクフードに対する課税を開始している。

関連サイト:
Fat tax will hit poor hardest, chamber worries - デンマーク外務省(英語)