2011年10月5日水曜日

暴排条項

読み方:ぼうはいじょうこう
別名:暴力団排除条項

契約書などにおいて規定された、暴力団の介入を排除するための条項。民間企業などで導入が進んでいる。

暴排条項では、基本的に、契約者自身が暴力団の構成員や反社会的勢力でないことを保証したり、契約後に暴力団の構成員に加わったり、関与したりした場合に、契約を一方的に破棄できるようにしたり、といった事項が規定される。

こうした条項は、例えば賃貸住居の契約書などでは、以前から一般的に加えられていた。2007年に「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」が発表されて以降、賃貸業界以外でも徐々に浸透しつつあるとされる。

2011年8月、大物タレントの島田紳助がいわゆる「黒い交際」を理由に芸能界を引退、大きな話題となり、企業や組織と暴力団との関係が注目を集めている。

関連サイト:
企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針について - 法務省
「東京都暴力団排除条例」の制定について :警視庁