2011年12月13日火曜日

株主損害賠償請求

読み方:かぶぬしそんがいばいしょうせいきゅう

会社の株主が、その会社に対して損害賠償を請求すること。

株主損害賠償請求は、会社に民法や金融商品取引法(金商法)で定められた不法行為が認められ、その結果として株主が損害を被った場合に、株主が会社を相手取って提訴することである。

民法上での不法行為で株主損害賠償請求できるケースとしては、民法709条の「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」に該当する場合が挙げられる。

また、金融商品取引法(金商法)での不法行為で株主損害賠償請求できるケースとしては、有価証券報告書虚偽記載で損害が発生した場合や、記載すべき重要事項を記載しなかったことによって損害が発生した場合などが挙げられる。なお、株主損害賠償請求は通常その会社に対して行うが、会社の役員や監査法人に対して行うこともできる。

関連サイト:
民法
金融商品取引法(金商法)