2012年1月11日水曜日

皇室典範

読み方:こうしつてんぱん

皇室における諸制度や皇位継承に関する事項を定めた法律。現行の皇室典範は1947年に日本国憲法と共に制定されたものである。

現在の皇室典範では、主な構成として、皇位継承(第一章)、皇族の範囲(第二章)、摂政(第三章)、成人・即位・大喪など(第四章)、および皇室会議(第五章)という構成がとられている。

現在の皇室典範は一般法として制定されており、国会において改正が検討される。とりわけ、皇位継承の規定に関しては、女性天皇の是非などの議論を巡ってしばしば取り沙汰される。

2011年10月に、秋篠宮家の長女の眞子さまが成人となられたことで、女性皇族が結婚により皇室を離れ、宮家を創設する「女性宮家」の是非が、緊急の課題として浮上している。2012年1月5日、政府は、女性宮家は1代に限り創設可能とする内容で皇室典範改正を検討する方針を固めたとしている。

関連サイト:
皇室典範改正、女性宮家創設に限定 「一代限り」案有力 - イザ!(2012年1月6日)
皇族制度 - 首相官邸