読み方:こしもざらめゆき
雪の一種で、雪に含まれた水分が霜状になったもの。脆く、崩れやすい。
こしもざらめ雪は、積もった雪が日差しを受けて解けたり放射冷却によって冷えたりすることで形成される。「しもざらめ雪」と同様の性質を持つが、しもざらめ雪よりは温度勾配の少ない環境下で生まれるため、しもざらめ雪ほど硬くはならない。結晶は平板状や柱状の場合があり、平らな面を持ったざらめ状である。
2012年2月1日に秋田県で大規模ななだれが発生し、3名が死亡する事故に至った。雪崩・地すべり研究センターは、こしもざらめ雪の層が積雪の下に存在して、積雪の荷重などにより破壊されてなだれを起こしたものと分析・報告している。
関連サイト:
秋田県仙北市玉川温泉雪崩災害調査報告(速報) - 独立行政法人 土木研究所 土砂管理研究グループ 雪崩・地すべり研究センター