2012年2月15日水曜日

井戸沢断層

読み方:いどさわだんそう

福島県いわき市を南北方向19キロメートルにかけて縦断している断層。2011年4月11日に、東日本大震災の余震と見られるマグニチュード7.0の地震を引き起こしている。

2011年4月11日の地震の影響で、井戸沢断層では、垂直方向に1メートル以上のズレが発生した箇所がある。また、水平方向にも30センチメートル以上のズレが生じた箇所があった。

2012年1月にも、井戸沢断層を震源とするマグニチュード4.1規模の地震が発生している。

この井戸沢断層と、井戸沢断層の付近に所在する湯ノ岳断層は、東京電力が地質調査を行った際に「耐震設計上考慮する必要がない」と判定されていた。

なお、福島県浜通りには、双葉断層と呼ばれる、宮城県まで続く大規模な断層が存在する。

関連サイト:
「活動しない」認定の断層、地震で動く 福島・いわき - 朝日新聞 2011年4月21日