2012年3月14日水曜日

塩酸ラクトパミン

英語:Ractopamine Hydrochloride

ラクトパミンの塩酸塩。飼料添加物として用いられ、肉の赤身部分を増やす作用を持つ化学物質である。通常、単に「ラクトパミン」と言えば、飼料添加物として利用される塩酸ラクトパミンを指していることが多い。

塩酸ラクトパミンは食肉の生産効率を数倍に高めることができるが、人体に吸収されると吐気、めまいなどの健康被害を及ぼす可能性があることが指摘されている。中国・上海では実際に食中毒事件が発生している。多くの国が塩酸ラクトパミンの使用や使用肉の輸入を禁止している。

関連サイト:
塩酸ラクトパミンの食品健康影響評価について - 食品安全委員会(PDF)