2012年4月3日火曜日

財政再生団体

読み方:ざいせいさいせいだんたい

「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、国の管理下で財政再生計画を進める自治体。自力で財政赤字を立て直すことが困難になり、国に申請を行い認定された自治体が財政再生団体となる。

財政再生団体として申請を行うことは、企業が会社更生法や民事再生法を申請することに例えられ、しばしば「自治体の倒産」などのように表現される。

財政再建団体になった自治体は国の管理下で地方債の返済などを図ることになる。緻密で過酷な予算が組まれ、返済計画が進められる。地域住民にも福祉サービスの低下や税負担の増加といった形で負の影響をうけることになる。

2012年4月現在、北海道夕張市が財政再生団体として国の管理下で再建を図っている。また、破綻状態には陥っていないものの、早期の財政健全化が義務として課されている「早期健全化団体」が、全国に6団体ある。

関連サイト:
地方公共団体の財政の健全化に関する法律 - e-Gov