2012年4月18日水曜日

TPPとFTA、EPAの違いの比較

TPP(環太平洋経済連携協定)は、加盟国間で関税撤廃を主な目的とする多国間協定です。FTA(自由貿易協定)も同じく関税撤廃を主とする多国間協定または二国間協定です。

「TPPとFTAの違いは何か?」という疑問について、まずは「TPPはFTAの一種である」と答えることができます。

・TPP:ブルネイやシンガポールをはじめとする、環太平洋諸国の加盟国間で結ぶ自由貿易協定(FTA)。
・FTA:協定の締結国の間で、関税や投資に対する規制の一部または全部を緩和・撤廃する協定。

FTAの例の一つとしてTPPがあり、他にNAFTA(北米自由貿易協定)やASEAN(東南アジア諸国連合)があります。EU(欧州連合)もFTAの一種です。

FTAに似た協定として「EPA」(経済連携協定)があります。こちらはFTAと対比される概念で、規制緩和などを行う対象や内容が異なります。