読み方:がいそくだいたいひしんけいえん
大腿部の前外側を通っている神経(外側大腿皮神経)が圧迫されることにより生じる神経痛や異常感覚の症状。
外側大腿皮神経は大腿部の手前の感覚を得る機能を持つ感覚神経であり、しびれ、感覚が麻痺した感じ、あるいは痛みが生じる。筋肉の動きに関与する神経ではないため、運動機能を直接に損なうことはない。
外側大腿皮神経炎は、きついズボンを無理に穿いたり、前ポケットにものを入れっぱなしにしていたりすると発生しやすい。このような、締め付けによって生じる知覚神経の障害は「絞扼性神経障害」と呼ばれる。