2012年5月15日火曜日

雇用保蔵

読み方:こようほぞう
企業が適正な雇用者数よりも多くの雇用者を雇用すること。生産量に対して適性な生産性を上げていない労働者を抱えている状態。

雇用保蔵は、内閣府がまとめた2009年の経済財政白書において初めて言及された。適正な労働生産性のもとに必要とされる雇用者の数と実際の常用雇用者数との差によって求められる。

雇用保蔵は、減産の際などに人員削減ではなく生産量の抑制を行うことで一時的に生じるものであるとも解釈されるが、昨今では、新たに採用した社員を教育できずに、会社に貢献する能力がない状態で実質的に放置している、いわゆる「社内ニート」が存在しているという実態も指摘されている。

関連サイト:
雇用保蔵者数の推計について - 内閣府