2012年5月23日水曜日

日の丸半導体

読み方:ひのまるはんどうたい

日本国内の半導体メーカーの総称。海外の半導体メーカーに対する日本勢、日本の半導体産業を担う連合軍、といった意味合いで用いられる。

日の丸半導体を構成する事業者としては、エルピーダメモリ、ルネサスエレクトロニクス、パナソニック、富士通などが主に挙げられる。エルピーダメモリは日立製作所と日本電気のDRAM部門を母体としており、ルネサスエレクトロニクスはNEC、三菱電機、日立製作所のシステムLSI部門を母体としている。

 エルピーダメモリは経営難が続き、2009年に公的資金を受けるなどした末、2012年2月27日に会社更生法を申請して事実上経営破綻した。2012年5月にはルネサスエレクトロニクスが大規模な人員削減の検討をはじめたというリーク情報が報道されており、「日の丸半導体」の存続を危ぶむ声が強まっている。

関連サイト:
誰が「日の丸半導体」を殺したのか――。エルピーダの破綻が暗示した製造業全体に迫る危機 - ダイヤモンド・オンライン