2012年7月9日月曜日

フレデフォートドーム

英語:Vredefort dome
南アフリカのやや北側にある隕石衝突の跡。UNESCOの自然遺産として指定されている。直径190キロメートルに及ぶ世界最大の隕石跡として知られる。

フレデフォートドームを形成した隕石は直径10キロほど、衝突速度は秒速20キロメートルほどであったと推測されている。この衝突による地殻の溶解などの影響で、南アフリカの豊富な金鉱脈もこのとき形成されたものと言われている。

フレデフォートドームは20億年以上前にできたと見られており、世界最大にして世界最古の隕石衝跡として知られていた。2012年7月にデンマーク・グリーンランド地質調査所(GEUS)は、グリーンランドで、フレデフォートドームよりも古い約30億年前に、直径30キロメートル以上の隕石が衝突したと見られる痕跡を発見したと発表した。ただしその痕跡は地表には残っていない。