2012年9月5日水曜日

お手盛り

読み方:おてもり
別名:御手盛り
別名:御手盛

権力者がその地位などを利用して、利己的な操作を加えること。自らに利益があるように物事を決定すること。

お手盛りの語は「手盛り」に丁寧の「お」をつけた表現で、もともとは、偉い人が自分で食べ物を器に装うことを意味する。遠慮なく、好きなだけ盛るが、周囲はそれを諌めることができない。転じて、権力ある地位に立つ人が特権を利用して予算引き上げなどの恣意的な決定をすることをお手盛りという。

新聞をはじめとするマスメディアにおいては、行政機関による、第三者的観点が欠落した行いといった意味合いで「お手盛り」の表現が用いられる場合がある。たとえば、事業仕分けが各省庁自身の判断・分析で行われ、仕分けが骨抜きになっている、といった批判がお手盛りの語で言い表される。