2012年12月12日水曜日

尼崎コンクリ詰め事件

読み方:あまがさきコンクリづめじけん
別名:尼崎コンクリート事件
別名:尼崎コンクリート詰め事件
別名:尼崎コンクリート詰め殺人事件
別名:尼崎ドラム缶遺体事件

2011年11月に兵庫県尼崎市の貸倉庫からコンクリート詰めにされた遺体が発見されたことで発覚した殺人事件の通称。同事件は後に「尼崎連続遺棄事件」「尼崎連続変死事件」などと総称されるようになった。

遺体は60代の無職女性で、ドラム缶にコンクリート詰めされた状態で見つかった。2011年12月に、被害者の長女、次女、次女の元夫、そして隣人の女性が殺人に関与した容疑で逮捕されている。このうち主犯格は隣人の女性と見られている。

尼崎コンクリ詰め事件の事件発覚・逮捕のきっかけは、被害者の長女が主犯と見られる隣人女性の自身に対する虐待・監禁を警察に訴え出たからであった。ただし、その後の調べにより、長女や次女も母親である被害者への暴行に加担していたことが明らかになっている。

なお、主犯格の女性のいとこに当たる男も逮捕された。この男は韓国籍と報道されている。

2012年10月13日、主犯格とされる女性の親族が2003年頃から行方不明になっており、警察が家宅捜索に踏み切った。10月14日に住宅の床下から2人分の白骨化した遺体が見つかった。

調査が進むにつれて、コンクリート詰め死体遺棄事件の主犯が、虐待、転落死を装った保険金目当ての殺人など、死者6名を含む複数の事件に関与していることが明らかになっていった。新聞などの報道機関は、2012年11月半ばには一連の事件を「尼崎連続変死事件」や「尼崎事件」のような呼称で扱うようになっている。

2012年12月12日、主犯として逮捕された角田美代子容疑者が留置場で自殺を図って死亡したと報道された。容疑者は自殺前に罪状を認めていたという。

関連サイト:
【衝撃事件の核心】母親殴り殺した男女3人 指示した隣人63歳女への「恐怖心」 - MSN産経WEST 2012年2月25日