2012年10月17日水曜日

世界災害報告

読み方:せかいさいがいほうこく
英語:World Disasters Report

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)が年次で発表している、世界の主な災害とその損害をまとめた報告書。

2012年10月に「世界災害報告2012年版」(World Disasters Report 2012)が発行された。これは2011年の状況をまとめたものである。IFRCのウェブサイトでは資料の要約として次のように述べられている。

・全世界で約7300万人が移住・移民生活を余儀なくされている。
・全世界で約1500万人が開発事業によって居住地を追われている。
・全世界で約1500万人が自然災害や科学技術災害によって居住地を追われている。
・全世界で約4300万人が暴力などにより帰る家を失っている。

自然災害については、2011年に発生した主な自然災害による死者数は合計3万1000人余りであり、そのうち1万9800人余りが、3月11日に東日本大震災と共に日本を襲った地震津波の犠牲者とされている。

2011年の自然災害による死者数は、過去10年間では4番目に少ない数であるという。スマトラ島沖地震が発生した2004年の年間死亡者数は24万人、ハイチ地震が発生した2010年の年間死亡者数は29万人だったという。

関連サイト:
World Disasters Report 2012 - IFRC(特設サイト)
World Disasters Report 2012 - Focus on forced migration and displacement - IFRC