2012年10月17日水曜日

在留カード

読み方:ざいりゅうカード
英語:resident card

日本国内の中長期的に滞在する外国人に対して交付されるカード。外国人登録制度の廃止に伴い、2012年7月に新たに導入された。

従来の外国人登録制度は、出入国は入国管理局が、滞在は市区町村がそれぞれ管理を行う二元的な体制だった。在留カードは入国管理局で発行され、一元的な管理体制となっている。

従来の外国人登録制度においては、日本に3ヶ月以上滞在する外国人は、居住地区の市区町村に届出を行って外国人登録原票の交付を受ける必要があった。また、外国人登録制度では外国人は住民票に記載されず、通常は住民票の提出が必要な届出などにおいて、煩雑な手続きを必要とした。

在留カード制度においては、身分証となる在留カードが入国管理局で交付され、市区町村に届け出る必要がなくなったほか、外国人も住民票に記載されるようになった。また、再入国許可の有効期間は最大3年から最大5年に延長され、日本を出国してから1年以内に再度入国する場合は再入国の許可手続を原則不要とするなどの緩和措置もとられている。

在留カードは運転免許証と同じサイズのカードで、顔写真、氏名、住居地、在留資格、就労制限の有無などが記載されている。偽造防止のためのICチップが埋め込まれている。

関連サイト:
新しい在留管理制度がスタート - 法務省 入国管理局