読み方:サムスンていこく
別名:三星帝国
韓国最大の財閥、サムスン(Samsung)を帝国に譬えた語。
サムスングループは電子機器メーカーのサムスン電子を中心とし、重工業、保険、不動産など幅広い分野に及ぶ企業グループを形成している、巨大財閥である。富が少数の大企業に極端に集中する構造をもつ韓国において経済の頂点に位置しており、その権力や影響力はほとんど国家に匹敵するといわれている。韓国政府を実質凌いでいるといわれることもある。
中央日報日本語版の記事によれば、2011年売上高は270兆ウォンを超えており、韓国の国内総生産(GDP)の20パーセント以上を占めているという。また、自動車メーカーの現代・起亜自動車グループ、LG電子を中心とするLGグループ、通信・エネルギー関連のSKグループなど、韓国の上位10財閥の売上高をあわせると、韓国のGDPの76.5パーセントに達するとしている。
ジャーナリストのベ・ヨンホン(裵淵弘)は2012年5月に『サムスン帝国の光と闇』を上梓している。
関連サイト:
韓国財閥10社の売上高 GDPの76.5% - 中央日報日本語版 2012年8月27日
告诉你一个“可怕”的三星帝国 - 腾讯科技 2012年12月12日
サムスン帝国の光と闇 - 旬報社 書籍案内