2013年3月1日金曜日

ジアルジア症

読み方:ジアルジアしょう
別名:ジアルジア感染症

原虫の一種である「ジアルジア」に感染することで起こる食中毒症状。感染後1~2週間の潜伏期間を経て下痢や腹痛といった症状があらわれる。

ジアルジアはヒトをはじめイヌ、ネコ、その他の家畜類など、多くの哺乳類に寄生している。小腸などの消化管に寄生し、糞便を通じて外界に出た後に経口感染する。河川の水に混入することも多く、生水を飲んでジアルジア症にかかる場合がある。

ジアルジアは煮沸消毒や塩素消毒に弱く、一般的な浄水設備でほぼ死滅する。浄水場の検査において、ジアルジアに関する検査基準は「不検出」(1個も検出されない)とされる。

なお、健康な者がジアルジア症に罹っても、一般的にはそれほど重篤には至らないとされる。

関連サイト:
ジアルジア症 - 厚生労働省 感染症・予防接種情報