2013年3月13日水曜日

軽減税率

読み方:けいげんぜいりつ

特定の品目における課税率を、他の品目に比べて低く定めること。

軽減税率が導入される目的は場合によって異なるが、一般消費者や低所得者の消費活動を救援する目的で設けられることが多い。例えば食料品に対して、低所得者も生活必需品を十分に購入できるように軽減税率を適用したり、一般人が住居(居住用財産)を売却した場合に事業者に対する税率とは異なる水準の軽減租税を適用したり、といった例を挙げることができる。

日本では2011年頃から、消費税を5パーセントから8パーセントへ、最終的に10パーセントへと増税する消費税増税・消費増税の構想が本格的に検討されはじめた。税率を10パーセントに引き上げる際、低所得者対策として食料品などに軽減税率を適用することが提案されている。また、新聞社や出版社などの中には、文化育成の目的のもとに新聞・書籍などへの軽減税率を適用するよう声明を発表しているものもある。

関連サイト:
租税特別措置法 - e-Gov